2024/04/30
愛媛県伊予市外壁塗装・屋根塗装Y様邸
愛媛県伊予市Y様
この度は弊社に外壁塗装、屋根塗装などをお任せいただきありがとうございました。
今後とも末永いお付き合い宜しくお願い致します。
施工事例データ
施工箇所 | 外壁・屋根 |
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施工内容 | 外壁塗装・屋根塗装 |
費用 | 140〜160万円 |
工期 | 3週間 |
使用商材 | 外壁塗装・超低汚染リファイン艶消1000MS-IR【色65-90B】、ガルバリウム外壁・自社塗料雅遮熱【色sc-20艶有り】 屋根塗装・スーパーシャネツサーモF【色クレタグレー】 付帯部塗装・自社塗料雅【N903分艶】 シーリング・オートンイクシード共色施工 |
BEFORE
AFTER
愛媛県伊予市で、外壁塗装と屋根塗装を行いましたので施工事例や外壁塗装や屋根塗装などの豆知識も合わせて紹介します。
外壁塗装と屋根塗装の施工前
外壁塗装と屋根塗装の施工前の様子です。
ガルバリウム鋼板とは?
ガルバリウム鋼板は、1972年にアメリカで開発された金属素材で、現在では屋根材や外壁材として広く普及しています。
この素材は金属鋼板にアルミニウム、亜鉛、シリコンでめっきを施したもので、「アルミ亜鉛合金めっき鋼板」とも呼ばれます。
ちなみに、金属鋼板を亜鉛でめっきしたものは「トタン」と言います。
ガルバリウム鋼板の特性として、耐用年数が長く、錆びにくく、高い耐震性を持つ点が挙げられます。
これらの特性により、他の建材に比べて非常に優れた素材と言えるでしょう。
ガルバリウム鋼板の建材の費用は、使用する製品や用途(屋根材または外壁材)によって大きく異なります。一般的な価格帯の製品から、高い付加性能を持つ高額な製品まで様々です。
より詳細な情報は以下の記事をご覧ください。
おすすめ記事:外壁塗装を行う際の注意点を項目別に解説!失敗しないための対処法も
外壁塗装と屋根塗装のコーキング
外壁塗装と屋根塗装のコーキングの様子です。
ガルバリウム鋼板のメリット
・耐用年数(耐久年数)が長く長持ちする
ガルバリウム鋼板の建材は耐用年数が長く、トタンと比べると数倍の耐用年数があります。
窯業系サイディング(外壁材)と比べても、ガルバリウム鋼板の建材は耐用年数が長い傾向にあります。
ただし、ガルバリウム鋼板の耐用年数は製品によって異なりますので、明確な耐用年数を知りたい場合は、製品のパンフレットやホームページで確認してください。
どのぐらい長持ちするかは製品や住まいの周辺環境によっても異なりますが、10〜15年を目安に塗装メンテナンスを行うことで、さらに長持ちさせることができます。
・サビにくい(サビに強い)
金属素材のデメリットといえばサビですが、ガルバリウム鋼板の建材はサビが発生しにくいという特性があります。
完全にサビが発生しないわけではありませんが、トタンやアルミなどの金属素材と比べると、ガルバリウム鋼板の方がサビにくいことが明らかです。
・耐震性が高い
ガルバリウム鋼板の建材は軽量であるため、耐震性に優れています。
その軽さから、屋根の重ね葺き(カバー工法)や外壁の重ね張り(カバー工法)など、リフォーム時にもよく使用されます。
・独特の雰囲気の外観を演出できる
ガルバリウム鋼板の建材は独特の素材感や雰囲気の外観を演出することができるため魅力的です。
同じガルバリウム鋼板でも、製品の色や形状によって印象は変わりますが、シンプル、モダン、都会的、シャープ、スタイリッシュといった外観を演出できます。
この独特の素材感や雰囲気に魅力を感じ、ガルバリウム鋼板の建材を好んで採用する建築家も多くいます。
より詳細な情報は以下の記事をご覧ください。
おすすめ記事:屋根カバー工法で使用するスーパーガルテクトとは?
外壁塗装と屋根塗装の高圧洗浄
外壁塗装と屋根塗装の高圧洗浄の様子です。
ガルバリウム鋼板のデメリット
・施工が難しい
ガルバリウム鋼板は材質自体に塗料が付着しづらいため、専門的な板金技術を持つ業者でないと施工が非常に難しいです。
塗料がうまく付着せず、数年で剥がれてしまう可能性があります。
また、ガルバリウム鋼板は薄い建材であり、傷に弱いという特性があります。
施工中に物をぶつけたり、鉄粉の処理が不十分だったりすると、そこから腐食が進行する恐れがあります。
したがって、ガルバリウム鋼板の施工は瓦屋や塗装屋ではなく、板金工の専門業者に依頼することをおすすめします。
・デザインのバリエーションが少ない
ガルバリウム鋼板は独特の雰囲気や豊富なカラーバリエーションを持っていますが、デザインの選択肢が少ないというデメリットもあります。
外壁は建物の印象を左右する重要なポイントであり、多くの選択肢から選びたいという人も少なくないでしょう。
デザインに関しては、レンガ調やタイル調など様々なデザインを再現できる窯業系サイディングの方が優れています。
しかし、シンプルでスタイリッシュな外壁を好む人が増えているため、ガルバリウム鋼板の外壁材は人気を集めています。
・凹みやすい
ガルバリウム鋼板は薄いため、衝撃に弱く凹みやすいという性質があります。
たとえば、公園でのボール遊びや車庫周りでの車の出入りが多い場所では注意が必要です。そのような場所ではガルバリウム鋼板の使用は避けた方が良いでしょう。
ただし、厚さが0.35mm以上のものや波型のタイプもあり、凹みが気になる場合はこれらの製品を検討する価値があります。
・錆びることがある
錆びに強いと言われるガルバリウム鋼板ですが、完全に錆びが発生しないわけではありません。
金属である以上、錆びは発生します。
表面に傷がつくと赤錆が発生したり、酸化により白錆が発生したり、電食作用によるもらい錆などが起こることがあります。
錆びのリスクを低減するためには、鉄道が近い地域、沿岸部、工場地帯、森林付近など錆びやすい環境を避けることが推奨されます。
また、年に数回の水洗いやメンテナンスも効果的です。
・断熱性が低い
ガルバリウム鋼板は薄い金属建材であるため、断熱性に欠けるというデメリットがあります。
しかし、断熱材を張り付けた「断熱材一体型」と呼ばれる製品も多く出回っており、断熱性や遮音性の補強が可能です。
リフォーム時にカバー工法を採用する場合、既存の屋根や外壁に断熱材が使用されているかどうかも確認すると良いでしょう。
既に断熱性能を備えている建物であれば、ガルバリウム鋼板自体の断熱性の低さを補うことができます。
ガルバリウム鋼板の劣化の判断基準
・色褪せ
ガルバリウム鋼板は経年劣化により新築時よりも徐々に色が薄れていきます。
他の屋根材に比べて色褪せが目立ちやすいというデメリットがあります。
補修方法は、塗り替え(高圧洗浄・下地処理・塗装)
・変形(浮き、沈み、凹み)
ガルバリウム鋼板は強風や雹、飛来物などの圧力によって変形を起こすことがあり、放置すると雨漏りの原因となります。
補修方法は、葺き替え工法(古い屋根材を撤去し、新しい屋根材に張り替える工法)
重ね張り工法(カバー工法)(古い屋根材を残し、その上から新しい屋根材を張り重ねる工法)
・サビ
赤サビ: 傷ついた部分から発生するサビで、強風で飛ばされた石が当たるなどして徐々に錆びていく現象
白サビ: 高温多湿な状況下で発生しやすく、ガルバリウム鋼板に含まれる亜鉛が酸化することで白い斑点が表面に現れる現象
もらいサビ: 他の金属に発生したサビをもらってしまう現象で、錆びた金属片が強風で飛ばされ当たることで発生する
補修方法は、サビの除去(塗装を行う前にサビ止め塗料を塗布し、サビの再発を抑制する)
一年に一度の点検が理想的です。
外壁塗装と屋根塗装の下塗りと中塗り
外壁塗装の下塗りと中塗りの様子です。
サイディング外壁の塗装は必ずした方が良い?
サイディング外壁の塗装は、基本的に必須です。
塗装を怠ると、サイディングが水を吸収し、深刻なダメージを受けることがあります。
サイディングは製造過程で塗装され、保護効果を持っていますが、時間が経つと塗料の油分が紫外線により劣化し、水を吸収しやすくなります。
10年以上塗装されていないサイディングは、水を吸収し、ひび割れが生じやすくなります。
放置すれば、サイディングの隙間から雨水が侵入し、雨漏りのリスクが高まります。
20年経過し塗装が施されていないサイディングは常に水分を含み、表面が剥がれやすくなります。
放置すると、住宅内部に水が浸入し、雨漏りが発生する恐れがあります。
雨漏りが発生すると、塗装だけでなく、大規模な修繕が必要となり、工事費用も2〜3倍になる可能性があります。
大切な住まいを雨・風・紫外線から守り、無駄な出費を避けるためにも、塗装は欠かせません。
外壁塗装と屋根塗装の上塗り
外壁塗装の上塗りの様子です。
樹脂サイディングとは?
塗装が不要なサイディングとして、「樹脂サイディング」があります。
このサイディングは樹脂製で、海外では一般的に使用されていますが、日本ではまだあまり普及していません。
樹脂サイディングの寿命は約40年で、劣化時には塗装ではなく張り替えが必要です。
さらに、塗装に特別な配慮が必要な「難付着サイディング」も存在します。
このサイディングは、「光触媒」「親水性」「無機」「フッ素」といった特殊なコーティングが施されており、汚れが付きにくいという利点がありますが、再塗装時には塗料がうまく密着しづらいため、塗料の選定や施工には慎重な注意が求められます。
外壁塗装と屋根塗装の施工後
外壁塗装と屋根塗装の施工後の様子です。
サイディング塗装の必要性を見極めるコツ
・築7~8年以上の家
築7〜8年を過ぎると、サイディングの防水性が失われるため、塗装が必要です。
実際、築7年程度で防水効果が薄れてしまうため、このタイミングで塗装を検討しましょう。
・チョーキング現象
サイディングに触れたときに手に粉(チョーキング現象)が付く場合、新築時の塗料が劣化している証拠です。
塗料には色付けの粉と樹脂(油分)が含まれ、樹脂は防水効果を持っていますが、時間が経つと紫外線で劣化し、粉が残る状態になります。
この場合、防水性が失われているため再塗装が必要です。
・小さな亀裂
外壁に亀裂が見られる場合、塗装のタイミングです。
水を吸収したサイディングは雨の日に膨張し、晴れた日に収縮することで亀裂が生じやすくなります。
特に釘や窓枠周辺、コーキング部分で亀裂が発生しやすいため注意が必要です。
・カビやコケ
サイディングにカビやコケが発生したら、塗装が必要です。
カビやコケは水を吸収した外壁に繁殖しやすく、進行するとサイディングに根を張ってしまいます。
早期に塗装することでカビやコケの進行を防ぎましょう。
・サイディングの浮き(反り)
サイディングが浮いているように見える反りの現象は、水分の過剰吸収が原因です。
一度反ってしまったサイディングは元に戻らないため、反りが生じる前に塗装を施すことが重要です。
サイディングの種類
・窯業系サイディング
現在、新築戸建てや店舗、公共施設などの中高層建築物で多く採用されているのが窯業系サイディングです。
主原料のセメント質とパルプや木繊維などの繊維質原料を成型し、養生・硬化させてから塗装された外壁材で、高温・高圧の「窯」で硬化させることから「窯業系サイディング」と呼ばれます。
デザインのバリエーションが豊富で、防火性能、耐久性能、品質の安定性に優れていることが特徴です。
また、切断や穴あけなどの加工がしやすく、施工も簡易です。
湿式工法のモルタルや漆喰に比べ、ボードを張る乾式工法では工期が短く、メンテナンスも比較的容易です。
・金属系サイディング
窯業系サイディングに次いで普及しているのが、ガルバリウム鋼鈑などの金属を成型した金属系サイディングです。
表面材と裏面材で断熱材を挟んだ三層構造で、表面材に使われるガルバリウム鋼鈑はサビに強く、焼き付け塗装で外観の美しさを保ちます。
金属サイディングはモルタルの約10分の1の重量で、建物の軽量化により地震の影響を受けにくく、既存の外壁に重ね張りするリフォームにも適しています。
金属表面は雨や雪の浸入を防ぎ、寒冷地でも凍害の心配がありません。
また、芯材に使われる断熱材や裏面材の輻射熱反射機能により、高い断熱性能を持ちます。
・木質系サイディング
木質系サイディングは、天然木を材料に表面に塗装を施したもので、木ならではの温もりが感じられる外観デザインにこだわった住宅に使用されます。
ただし、天然木は水に弱く、塗装が落ちると外壁が劣化しやすいです。
そのため、こまめなメンテナンスと再塗装が必要で、メンテナンス費用もかかります。
現在は、木目模様の窯業系サイディングが多く使用されています。
・樹脂系サイディング
樹脂系サイディングは、塩化ビニル樹脂を板状に加工した外壁材で、耐久性が高く凍害に強いため、北米では広く普及しています。
錆びや腐食の心配がなく、軽量でメンテナンスが容易です。
ただし、窯業系サイディングと比べると色やデザインのバリエーションが少なく、日本では取り扱うメーカーが少ないため、あまり馴染みがありません。
近年のサイディングの特徴
・耐久性の向上とメンテナンスコストの低減
現代の住宅は長寿命化が進み、外壁材もそれに合わせて寿命が長くなっています。
ロングライフ住宅が主流となり、外壁材も長期保証が一般的になっています。
昔の10年保証に比べ、現在では30年保証の商品も登場しています。
窯業系や金属系サイディングは何十年も使用しても、大きな損傷は見られません。
ただし、従来のサイディングは塗料の塗り替えが必要でしたが、最近の高耐久性サイディングは塗膜の変色やひび割れに強く、塗装のメンテナンス費用を抑えられます。
・デザインの多様化
最近のサイディングは塗装技術の進化により、よりリアルな質感が再現されています。
次世代インクジェットによる塗装で、細かな模様や絵柄が印刷可能となり、木目柄やレンガ柄などのデザインが、本物と見分けがつかないほどのクオリティになりました。
また、シーリング(コーキング)材が不要なサイディングも登場し、つなぎ目が目立ちにくく美しい仕上がりを実現していて、これにより、メンテナンスコストの削減にもつながります。
・セルフクリーニング機能の標準化
現在では、セルフクリーニング機能を持つサイディングが一般的です。
空気中の水分子で外壁表面に薄い膜を作り、雨が降るとその膜に付いた汚れを洗い流すものや太陽光で汚れを分解し、雨水で洗い流す仕組みなどがあります。
メーカーや商品によって異なるものの、新築時やリフォーム後の美しさを長期間保つことができます。
塗装の注意点
・専用下塗り塗料の使用
専用の下塗り塗料を使用しない塗料には、下塗り塗料と中塗り、上塗り塗料の2つの用途があります。
中塗りや上塗り塗料を選ぶ際、メーカーは相性が良い下塗り塗料を指定することがありますが、これを無視して使用する業者もいます。
このような場合、塗料の密着性が低下し、塗料の剥がれが発生する原因となります。
適切な塗料の組み合わせと手順を守ることが重要です。
・希釈率の遵守
塗料を薄めて使用する際、各メーカーが定めた希釈率を守ることが求められます。
希釈率を無視して必要以上に塗料を薄めると、耐久性の低下や色の変化、ムラや斑点の発生が起こりやすくなります。
適切な希釈率を守ることで、塗料の性能と耐久性を最大限に引き出すことができます。
・見積書に記載された塗料の使用
見積書に記載された塗料とは異なる安価な塗料を使用する業者も存在します。
信頼できる業者を選ぶためには、口コミや評価、実績を確認し、契約書や見積書の内容通りに施工されているか確認することが重要です。
・屋根の釘の再打ち直し
屋根の頂上にある棟板金は、釘で固定されており、雨水の侵入を防ぐ役割があります。
しかし、経年劣化で緩んだ釘は再度打ち直して固定する必要がありますが、この工程を省略する業者もいます。
信頼できる業者を選び、施工内容を事前に確認することが大切です。
・縁切りの重要性
縁切りを怠ると、雨水が屋根材と下地の間に滞留し、雨漏りの原因になります。
カッターやタスペーサーを使用して適切に縁切りを行うことが、屋根塗装の品質と耐久性を保つために重要です。
・雨天時の塗装工事の注意
雨の日に塗装を行うと、塗料が流れてしまい、必要な塗膜の厚さが形成できません。
そのため、塗膜が薄くなり、数年後に剥がれる可能性があります。
信頼できる業者を選び、施工の品質を確保するためには、工事を依頼する際にある程度の知識を持つことが重要です。
外壁や屋根の塗装工事では、手抜き工事が起こりやすいですが、適切な知識を持ち、信頼できる業者を選ぶことで、工事の品質と耐久性を確保しましょう。
シーリング材と塗料の耐用年数
・シーリング材の耐用年数:5年~10年
シーリング材はサイディングの継ぎ目に使用され、ダメージを吸収する役割を果たします。そのため、劣化が早く、5年程度で劣化が始まることもあります。
劣化の症状には、シーリング材にヒビが入る「ヒビ割れ」、真ん中が断裂する「破断」、外壁とシーリング材の間に隙間ができる「剥離」などがあります。
場合によっては、シーリング材が外壁から欠落することもあります。
・塗料の耐用年数:7年~8年
塗料の耐用年数は種類によって異なりますが、一般的にサイディングに使用される塗料は7〜8年の耐用年数があります。
塗料の劣化は、外壁を触って白い粉のようなものが付くチョーキング(白亜化現象)や外壁にコケやカビが生えることで確認できます。
これらは塗料が剥がれ、防水機能が低下している証拠です。
・サイディングの耐用年数
サイディングの耐用年数はおおむね40年程度ですが、その寿命を保つためには、塗料やシーリング材の劣化を定期的にメンテナンスすることが非常に重要です。
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BEFORE
AFTER
BEFORE
AFTER
施工価格 140〜160万円