外壁塗装の保証期間はどのくらい?主な保証内容も詳しく紹介!

外壁塗装の保証期間はどのくらいかを知っていますか?

外壁塗装の保証期間はどのくらいかあまり知らないという方が多いと思います。

そんな方向けに外壁塗装の保証期間はどのくらいかについて詳しく紹介します。

すでに詳しい方は改めて確認するつもりで読んでみて下さい。

まずは、外壁塗装の保証の種類からみていきましょう。

外壁塗装保証の種類は3つ


自社保証

自社で塗装工事を行う業者による保証です。

保証の内容や期間は業者によって異なります。

一部の業者は魅力的な保証を提供していますが、実際には保証内容がほとんど意味を持たず、業績が悪化して途中で倒産する事もあります。

自社保証において重要なのは、具体的な保証内容を確認することです。

どの部分が保証されるのか、どのような状態であれば保証が適用されるのかを確認しましょう。

メーカー保証

塗料は未完成の状態である「半製品」と見なされます。

外壁塗装は職人の技術によって製品の完成度が影響を受けるため、塗料メーカーが外壁塗装を保証することは難しいとされています。

しかし、ごくまれにメーカー保証が付属している塗料も存在します。

これらの塗料は他の塗料と比較してやや高価ですが、安心感を求める方にはおすすめです。

ただし、メーカー保証は、製品自体に対する保証であり、施工の不良に対する保証は適用されないため注意が必要です。

第三者保証

塗装業者が参加するリフォーム団体や組合によって提供される保証です。

この保証を受けるには特別な手続きは必要ありません。

塗装業者が団体や組合に加盟していれば、保証が自動的に適用されます。

代表的な団体、組合としては、「日本塗装工業会」があります。

この団体は70年の歴史を持ち、約2,300社の塗装業者が加盟している日本最大の塗装団体です。

国土交通大臣の認定も受けています。

日本塗装工業会では「ペインテナンス」と呼ばれる保証制度を実施しています。

この制度は、10万円以上の塗装を行った場合に適用されます。

工事内容に応じて最長5年の塗膜性能保証書が発行され、保証期間内にふくれやハガレなどの問題が発生した場合には補修工事が約束されます。

塗装業者が倒産した場合でも、「日本塗装工業会」が保証を引き継いでくれます。ただし、「ペインテナンス」は対象期間内の塗装が条件となりますので、ご注意ください。

通常、対象期間は4月16日から11月16日までとなっています。

外壁塗装の保証期間はどのくらい?


外壁塗装の保証期間は通常1〜10年程度です。

一般的な企業の保証では、3年、5年、10年が一般的です。

塗料の耐用年数と保証期間は比例しています。

例えば、シリコン塗料では3〜5年であり、より長持ちする無機やフッ素塗料では7〜10年が目安となります。

20年や30年といった長期間の保証は避けた方が良いかもしれません。

初めは魅力的に思えるかもしれませんが、実際には保証がなされず形式的なものになる場合もあります。

それに加え、20〜30年経つと塗料の耐用年数を超えてしまい、再塗装が必要になります。

外壁塗装の保証内容


外壁塗装の保証については「剥がれ(塗膜の剥離)」のみ保証対象とされることが多いです。

塗装から2〜3年経過した段階で、剥がれは、施工の不良によって起こりやすい劣化の一つです。

ヒビ割れなど経年劣化や環境の要因によって引き起こされる問題については、保証の対象外となることがあります。

実際には、塗装後に発生するすべての不具合が保証の対象に含まれているわけではないことを覚えておきましょう。

保証の対象範囲は外壁部分に限られており、木部や鉄部まで含まれるケースは稀です。

外壁塗装の保証に関するよくあるトラブル


保証書を受け取っていなかった

非常に基本的で重要なことですが、保証書を受け取らなかったという事がよくあります。

外壁塗装やリフォーム業界では、契約や合意事項を口頭で済ませることがあり、特に注意が必要なのは、知り合いや以前に施工を依頼した業者に工事を依頼する場合です。

前回もお願いしたからという理由で、契約を書面に残さずに済ませてしまうことがあります。

必ず書面で保証書を発行してもらいましょう。

保証書を受け取ることで、言った、言ってないといった事を避けることができます。

依頼者と共通認識を持つことで、保証内容の解釈を一致させることもできます。

親しい業者に工事を依頼する場合でも、必ず保証書を書面で受け取るようにしましょう。

保証対象外とされていた不具合が発生した

通常、外壁塗装を依頼する際は、塗料の性能や工事内容が特に気になる点です。

そのため、外壁塗装の保証については、どうしても見落としがちです。

例えば、ひび割れが発生してしまい、書面を十分に確認していなかった場合、保証が拒否されたという状況になってしまいます。

特に注意が必要なのは、木部と鉄部の保証です。

外壁塗装では、木部と鉄部は特に傷や劣化が生じやすい箇所です。

保証内容に木部と鉄部が含まれているかどうかを確認しましょう。

外壁の腐食や剥がれ落ちといったトラブルは非常にまれです。

上記のような状況を避けるためには、保証対象の範囲や条件をよく確認することが重要です。書面の内容に疑問がある場合は、すぐに業者に質問しましょう。

業者が倒産しており保証を利用できなかった

条件をすべて満たしているにも関わらず、業者が倒産してしまった場合、保証を受けることができない状況になります。

電化製品なら最悪の場合、買い換えることができますが、外壁塗装の場合、家を買い換えるわけにはいきません。

外壁塗装の保証に関する注意点


耐用年数を大幅に上回る保証期間に注意が必要

塗料の耐用年数を超える保証期間を提示する業者は、大げさな宣伝をしている可能性が高いです。

何度も塗り重ねることで塗料の耐用年数が延びるといった説明がされることもありますが、実際には塗料自体の耐用年数を超えることは不可能です。

外壁塗装では通常、2〜3回の塗り直しは一般的です。

外壁塗装の保証は、工事から数年後に適用されます。

この間に、都合の良い話で顧客をだまそうとする悪徳業者も存在するため、注意が必要です。

免責事項の内容に注意

外壁塗装を含む多くの保証には、免責事項が設けられています。

免責事項とは、工事や材料に起因しない不具合や天災などの不可抗力による場合に保証の対象外となる事項で、天災、異常気象による塗料の劣化、損傷などです。

免責事項の内容を明確に確認しないと、保証を利用する際に免責事項ですと言われる可能性があります。

外壁塗装の工事には保証書が必要

先ほどもお話ししたように保証を受ける場合は、保証書が不可欠です。

口頭での約束はほとんど効力がありませんので、避けるべきです。

そのため、保証書には保証の範囲や期間が明記されていることが重要です。

保証書には、どこの押印があるかも重要です。

事業者だけでなく、塗料メーカーや販売店との共同署名があれば、より信頼性が高まります。

まとめ

今回は、外壁塗装の保証期間はどのくらいかについて詳しく紹介しました。

外壁塗装の保証期間はどのくらいか詳しく知りたかった方は、参考になる内容が多かったのではないでしょうか。

外壁塗装の保証期間は、外壁塗装の保証期間は通常1〜10年程度で、一般的な企業の保証では、3年、5年、10年が多いです。

塗料の耐用年数と保証期間は比例していて、シリコン塗料では3〜5年、より長持ちする無機やフッ素塗料は7〜10年が目安となります。

紹介した内容を参考にして外壁塗装の保証期間はどのくらいかに関する知識を深めて下さい。


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