2023/07/07
外壁塗装の液だれの原因と対処方法を知っていますか?
外壁塗装の液だれの原因と対処方法をあまり知らないという方が多いと思います。
そんな方向けに外壁塗装の液だれの原因と対処方法について詳しく紹介します。
すでに詳しい方は改めて確認するつもりで読んでみて下さい。
まずは、外壁塗装の液だれの原因からみていきましょう。
目次
外壁塗装の液だれの原因
誤った希釈量で塗料を使った
塗料は通常、薄めて使用する必要があります。
それぞれの塗料には適切な希釈量が指定されています。
しかしこの希釈量を誤ると外壁に適切な塗膜を形成することができず、液だれの原因になる可能性があります。
希釈量を間違えると塗料が本来持つ機能が発揮されず、ひび割れや剥がれなどの問題が起こることもよくあります。
これらの問題は、塗装を行う職人の技術不足が主な原因ですので、依頼する前に信頼できる職人かどうかを確認することが重要です。
塗料を過剰に塗りすぎた
同様に、技術の未熟な職人が塗料を過剰に塗ると、液だれが生じることがあります。
技術不足の問題ではなく、業者がコスト削減や手間を省くために故意に厚塗りを行う場合もあります。
通常、外壁塗装は「下塗り」「中塗り」「上塗り」という三つの工程を経て行われ、外壁と塗料が適切に密着する必要があります。
この工程を省略して一度で済ませようとするために、厚塗りが行われることも考えられます。
塗料を厚く塗ると液だけでなく表面に気泡が発生することもよくあります。
これは塗膜が通常よりも乾燥するのに時間がかかるためです。
外壁の表面温度が高い(低い)
液だれの原因の一つとして、外壁の塗装面の表面温度が関係していることもあります。
外壁の表面温度の変化により、表面温度が高い場合、塗料の粘度が高くなります。
表面温度が低い場合、希釈剤の蒸発が進まず、塗料の乾燥に時間がかかります。
施工不良が起こりやすい気候条件では、通常は塗装工事を行わないことが一般的です。
しかし、気候を確認せずに塗装を行う業者や工事の期日が迫っているために仕方なく塗装をする事もあります。
結果として、外壁の表面温度の変化が液だれを引き起こす原因となります。
外壁塗装の液だれの対処法
専門家に任せるべきであるため自己処理は困難
もし液だれが発生しているようであれば、自分で何とかしようとせずに、専門業者に修理を依頼しましょう。
塗装を趣味とする個人やDIYを好む人々の中には、自分で修繕できるのではないか?と考える人もいるでしょう。
しかし、液だれの修繕には専門的な知識が必要ですので、素人が修繕を試みると状況を悪化させる可能性があります。
また、外壁塗装における液滴は経年劣化以外にも、業者の塗料の過剰塗りや希釈量の誤りによって発生することもあります。
このような場合は、施工業者に相談することで、状況に応じて無料で修繕してもらえる可能性も考えられます。
これらの点を考慮し、専門家に依頼するようにしましょう。
建物の劣化を防ぐためには迅速な対応が重要
外壁の液だれが発生した場合、迅速な対応も重要です。
液だれが発生すると塗料が下方に垂れるため、建物の外観が損なわれることになります。
また、液だれによって塗料の防水性や遮熱性も損なわれるため、建物の状態が悪化し、住みにくくなる可能性もあります。
液だれによって外壁の劣化が進行すると、建物にとって悪影響となります。
放置して「大丈夫」と考えると、雨漏りなどの問題で内部の柱が腐食し、大きな損害を被る可能性もあります。
そのため、早めに専門業者に依頼し、適切な処置をしてもらうようにしましょう。
まずは外壁の状態を専門家に確認してもらうのがおすすめです。
外壁塗装の液だれの予防方法
塗装回数をチェックする
業者によっては、外壁塗装の塗料を節約しできるだけ利益を得るために、厚塗りしているところもあります。
塗装回数がどのくらいなのか事前に確かめてみましょう。
基本的に塗装を行う際は、外壁の下塗り・中塗り・上塗りの3回が標準となっています。
そのためこれより少ない2回、1回塗りだけの場合は、厚塗りをしている可能性があるので注意が必要です。
事前に業者に聞くだけで、信頼できるか判断できるため、依頼する際には塗装回数をチェックしてみましょう。
職人に技術力があるか確認する
どれだけ良い塗料などを使っていても、施工を行う職人に実力がなければ意味がありません。
悪徳な業者ではなくても、技術力のない職人によって液だれが起こってしまうということもあります。
そこで、依頼する前に外壁塗装を行う職人にどのような実績があるのか聞いてみましょう。
外壁塗装を行ってきた年月や施工実績などを聞いておくと、安心して依頼することが可能です。
季節に気をつける
外壁塗装に使われる塗料は、塗った後一度乾かす必要があるため、気候が安定している季節に行う必要があります。
そのため気温や湿度が高すぎたり、低すぎたりすると、施工不良につながる恐れがあるため、依頼する際は季節にも必ず注意する必要があります。
一般的に、湿度が高く気候も安定していない梅雨の時期、夏や冬は外壁塗装には適していません。
春か秋が外壁塗装には最適の季節なので、依頼する際には夏と冬を避けることも検討しましょう。
悪徳業者に依頼しない
液だれを防ぐためには、しっかりとした業者に依頼するのもポイントです。安易に決めてしまうと、施工不良によってあとからまたやり直す必要があります。塗装回数は何回なのか、職人に技術力はあるのか、季節に配慮している業者なのかなどを事前に確認し依頼することが、液だれを防ぐ予防策にもなるでしょう。
液だれ以外の外壁塗装の目安
チョーキングが発生した場合
チョーキングとは、外壁の表面に触れた際に粉状の物質が付着する現象です。
チョーキングは、経年劣化によって生じることが一般的ですが、施工不良によっても引き起こされる場合がありますので、しっかりと確認することが重要です。
チョーキングは単に粉状になるだけですが、放置すると塗料の性能が低下し、雨水の浸入を許しやすくなり、建物の劣化が進行する可能性があります。
施工不良の場合は、再度業者に依頼することで迅速に修繕してもらえます。
ひびや剥がれが発生した場合
外壁にはひびや剥がれが生じることもあります。
ひびや剥がれは経年劣化によって引き起こされることが一般的ですが、施工不良や自然災害、振動などによっても発生する場合があります。
ひびや剥がれの程度によっては、即座の修繕が必要ない場合もあります。
ひび割れの幅が0.3mm未満の場合は経過観察して問題ありません。
しかし、それ以上のひび割れや剥がれが生じた場合、雨水の浸入や外壁材の劣化を引き起こす可能性があります。
また、カビやシロアリの発生につながることもありますので、ひびや剥がれを見つけた場合は、業者に依頼して問題の程度を判断してもらいましょう。
苔や錆が生じた場合
外壁には苔や錆が生じることもあります。
苔や錆も経年劣化によって塗装の表面がざらざらになり、汚れとして付着します。
特に湿度の高い場所や日陰になる場所では、苔やカビが発生しやすくなり、外壁でも目立つようになります。
苔や錆が外壁に生じると、亀裂が生じやすくなり、雨水の浸入などの原因になる場合もあります。
また、エアコンなどを使用する際に、苔や錆から発生するカビが室内に侵入し、アレルギー性の鼻炎や咳などを引き起こすこともありますので、人体にも悪影響を及ぼします。
苔や錆は高圧洗浄によって取り除くことができますので、業者に依頼しましょう。
まとめ
今回は、外壁塗装の液だれの原因と対処方法について詳しく紹介しました。
外壁塗装の液だれの原因と対処方法について詳しく知りたかった方は、参考になる内容が多かったのではないでしょうか。
外壁塗装の液だれの原因と対処方法関する知識を深めて下さい。