外壁塗装の詐欺の手口や解決方法とは?

外壁塗装の詐欺の手口を知っていますか?

外壁塗装の詐欺の手口をあまり知らないという方が多いと思います。

そんな方向けに外壁塗装の詐欺の手口について詳しく紹介します。

すでに詳しい方は改めて確認するつもりで読んでみて下さい。

まずは、外壁塗装の詐欺の手口からみていきましょう。

外壁塗装の詐欺の手口


代金だけもらって連絡が途絶える詐欺

外壁塗装の料金を支払った後に工事が行われず、業者との連絡が途絶える詐欺です。

この詐欺は昔から存在しており、現在でも多くの被害が報告されています。

対策としては、料金の支払いは工事完了後に行うか、前金と残金に分けて支払う方法があります。

現在では、外壁塗装の全額を一括で前払いする業者はほとんど存在しません。

代金持ち逃げのリスクを避けるためには、一括前払いの業者とは契約しない方が安全です。

業者を選ぶ前には、インターネットで業者名を検索し、知らない業者や実績のない業者は安くてもリスクがあるため避ける事をおすすめします。

オリジナル塗料詐欺

業者が自社のPRのために塗料メーカーと提携し、高品質なオリジナル塗料を使用しているとアピールする詐欺ですが、実際には既存の塗料を使用している詐欺です。

本当にオリジナル塗料を使用している業者も存在しますが、消費者にとってオリジナル塗料を使用するメリットはほとんどありません。

現在、外壁塗装には数百種類もの塗料があり、大手メーカー(日本ペイント、関西ペイント、エスケー化研など)の塗料でも高品質です。

オリジナル塗料は相場が存在しないため、大手メーカーの塗料よりも高価に設定されていることもあります。

一部の業者は、30年持つと説明して高額な支払いを要求することもありますが、ほとんどの場合、その根拠はありません。

オリジナル塗料詐欺でなくても、オリジナル塗料を使用することはおすすめできません。

足場屋の代金を支払わない詐欺

外壁塗装業者が足場を自社ではなく足場屋からレンタルすることで、足場代金の支払いを回避しようとする詐欺です。

外壁塗装工事では、塗装前に足場を組み立て、工事の最後に解体する必要があります。

足場屋の代金を支払わない詐欺では、業者が足場屋に支払うべき代金を支払わないため、足場屋が足場の解体を行わないというトラブルに発展します。

なお、足場を自社で保有している業者は、長期的に経済的なメリットがある一方で、足場の保管場所などのデメリットも存在します。

そのため、足場を自社で保有している業者は、実績があり信頼できる可能性が高いです。

塗り回数を少なくする詐欺

外壁塗装の塗料の種類によって決まる塗り回数を減らしてしまう詐欺です。

塗り回数を少なくすると、塗膜の早期劣化(剥がれやひび割れなど)を引き起こす可能性があります。

業者は塗り回数を少なくすることで塗料の節約や工期の短縮をすることができます。

塗り回数を少なくする詐欺の対策するためには、工事の進捗状況を毎日写真で確認することが重要です。

工事の進行具合とその日付が分かる画像を、工事が完了するまで毎日もらうようにしましょう。

信頼できる業者であれば、工事の進捗状況の報告はこちらから要求しなくても自ら行ってくれます。

被害を防ぐためには信頼できる業者と契約することが大切です。

外壁塗装の詐欺に遭った時の解決方法


もし詐欺に遭ってしまった場合は、専門家に相談することをおすすめします。

詐欺に関する相談を受け付けてくれる窓口はいくつかありますが、以下の3つが特におすすめです。


・住宅リフォーム 紛争処理支援センター

 窓口の特徴: 万が一の詐欺被害に対するサポート

 注意点: 対応時間に制限があります


・消費者センター(国民生活センター)

 窓口の特徴: 詐欺に関するトラブル相談や紛争解決手続きの案内

 注意点: 対応時間と休業日があります


・弁護士ドットコム

 窓口の特徴: 弁護士による詳細な相談とアドバイス

 注意点: 平日のみの対応です

詐欺の相談にはいくつかの窓口がありますが、おすすめなのは先ほどの3つです。

それぞれの窓口にはそれぞれ特徴がありますので、状況に応じて適切な窓口を選ぶようにしましょう。

詐欺業者とまだ連絡が取れる場合には、クーリングオフを利用することで問題が解決する可能性もあります。

クーリングオフとは、一定期間内であれば消費者が契約を解除できる制度です。

一定期間を過ぎてしまった場合でも、悪質な手法によって契約を結んでしまった場合にはクーリングオフが適用されることがあります。

クーリングオフとは、消費者が一定期間内に締結した契約を解除できる制度です。

外壁塗装の詐欺業者を見抜くコツ


料金を大幅に引き下げる

料金を大幅に引き下げた場合、詐欺の可能性が高いです。

大幅な値引きによって業者の利益を確保することが難しくなるからです。

実際に外壁塗装の相場は80〜120万円ですが、その金額から30〜50万円も値引きされると、残りの費用だけで塗装を行う必要があります。

料金を大幅に引き下げるということは、利益を確保するために手抜き工事を行い、品質を犠牲にするということです。

費用が相場より高額

費用が高額な場合、詐欺の可能性が高いです。

顧客が適正な価格を知らないことを理由に高額な費用を請求している可能性があります。

簡単に業者を信用せずに、しっかりと調査することが重要です。

もし高額な費用を請求された場合、警戒する必要があります。

注意深く費用を見極めることで、不正な請求に引っかからずに済みます。

追加料金が請求される

追加料金が請求される場合、詐欺の可能性が高いです。

悪質な業者が利益を確保しようとするため、手抜きをした結果生じることがあります。

もちろん、信頼できる業者でも追加料金が発生することはありますが、その頻度は少ないです。

悪質な業者は追加料金を請求するのかというと、利益を増やしたい、現地調査を省略したために補填が必要である、安く見せた費用を追加料金で埋めたいといった理由があるからです。

見積もり書や契約書を手抜きで作成する

悪質な業者の詐欺手口として、見積もり書や契約書などの書類を手抜きで作成するという手法が存在します。

悪質な業者は、見積もり書や契約書を手抜きで作成することで、責任を追及されることを回避しようとしています。

具体的には、見積もり書が不十分で詳細が書かれていない、契約書に充分な保証内容が明記されていない場合には注意が必要です。

業者から見積もり書や契約書を提供されたら、注意深く内容を確認しましょう。

即決を迫る

詐欺の手口として、即決を迫るという手法が存在します。

悪質な業者は、迅速な決断を迫り、正確な判断を妨げようとします。

具体的には、突然訪問して、外壁の問題を説明し、危機感を煽ります。

不安になった顧客に対し、期間限定の割引価格などを巧みに使って外壁塗装を依頼させようとします。

相手に猶予を与えず、慎重に検討をさせないテクニックです。

そのため、どれだけ追い詰められても、即決しないことを心に留めておきましょう。

まとめ

今回は、外壁塗装の詐欺の手口などについて詳しく紹介しました。

外壁塗装の詐欺の手口を詳しく知りたかった方は、参考になる内容が多かったのではないでしょうか。

外壁塗装の詐欺の手口は、代金を先に受け取り連絡が取れなくなる詐欺などです。

紹介した内容を参考にして外壁塗装の詐欺の手口に関する知識を深めて下さい。

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